グーグルドライブを漁っていたら、文字起こしファイルを見つけたので掲載しておきます。
【文字起こしここから】
こんにちは、畑岡です。
今日の話題は、「二元論はダメ」ということです。
こんなことを僕が言うのは、非常に恐れ多いのですが、
頭のいい人か、悪い人かを見分ける時に、
一つの基準としているのが、
「その人が二元論を使っているかどうか」なのです。
別の言い方をすると「バランスのいい思考ができているかどうか」
ということです。
今日はそのことについて、お話しようと思います。
その前に、一つ余談をさせていただきますが、
iPhoneのインカメラで動画を撮影することがあるのですが、
その画質はあまり良いものではないと思っていたのですが、
今は画質の良い、1920p×1080Pの
フルハイビジョンで撮影することができます。
しかもMacBookのインカメラと違い、
ノイズもあまり入らないので、
非常に良いものだと評価しています。
これからは出来るだけ、iPhoneで撮影できればいいなと
思っています。
東京の自宅でも、熊本の自宅でも、
このiPhoneを使い、さらに新しいマイクも導入しています。
このマイクというのは、マイクを設置している場所から、
さまざまな角度や距離を認識して、
拾う音を質のいい音に調整してくれるものです。
しばらくの間はこのマイクを使い、いろいろ試しながら、
快適な動画の撮影環境を整えていきたいと思います。
それでは本題に入ります。
二元論というのは、「白」か「黒」か。
「はい」か「いいえ」か。
「そう」か「そうではない」か。
などのように、簡単に言うと、二つのものに対して、
どちらか一つを選ぶというような考え方のことです。
この考え方をすると、簡単なので頭はとても楽なんです。
たとえば、昔、バナナダイエットというのが
流行りましたよね?
あれは分かりやすいもので、その理由としては、
バナナを「食べる」か「食べないか」ということです。
「バナナを食べていなかった今までのあなた」と、
「バナナを食べると痩せたあなた」というように、
結果的にも非常に分かりやすいものなのです。
僕は、ダイエットによくある分野として、
「~ダイエット」というものは、
全て二元論だと思っています。
最近流行っているもので言うと、
僕も若干、取り入れているのですが、
糖質を「摂る」か「摂らない」かという、
「糖質制限ダイエット」です。
摂ると今までどおり、太っていきます。
摂らなければ、すっきりと痩せていきます。
このような内容だと非常に簡単で、考えなくてもいいので、
油断していると簡単に自分の中に、スルッと入ってくるのです。
ですが僕は、世の中、
こんなに簡単なことではないと思っています。
1+1=2というように、数式が導き出した答えというのは、
事実の回答なのですが、
ダイエットやビジネスなど、
人間が複雑に絡んでくるようなことについて、
各々が持っている思考や価値観については、
「二元論」では絶対に語ることはできません。
僕が過去に配信していたメルマガの内容で、
「今まではベジタリアンで、野菜しか食べなかったのですが、
お肉を摂取してみると、みるみる体調が良くなった。」
という件について、書いたことがあります。
ですがそういうことは、当たり前のことなのです。
つまり二元論という、極端な考え方だけを持っていると、
シンプルで分かりやすいという反面、
人間は考えたくない生き物のため、
ついつい「甘さ」がでてきます。
極端な考え方なゆえに、
エッジをつくるためには面白いのですが、
「甘さ」が見えた方向性を
支持してしまいがちになってしまいます。
こんなに簡単な考え方は、他にないと思っています。
ですから、バナナダイエットと聞いて、
「バナナを食べていたらそれでいい」というような、
朝食、昼食などをバナナに置き換えて摂取するだけで、
健康になれるのかというと、そうではありません。
最初はバナナを食べて、
夜は普通の食事をするというように、
組み合わせることができれば問題はありませんが、
「バナナを大量に摂取していれば痩せる」
なんていうことは絶対にないと思います。
また「糖質制限ダイエット」に関しても、
完全に糖質をカットしてしまうと、人体に悪影響があります。
僕自身もできるだけ、
糖質の摂取を控えるようにしていますが、
たまにはパスタや穀類を食べています。
そのときは、先に食物繊維を摂取すると良いので、
以前、記事にしたことがある内容ではありますが、
難消化性デキストリンという、水溶性食物繊維を摂って、
糖質のGI値を下げるようにしています。
話が逸れてしまいましたが、
極端な「二元論」に偏ってしまうと、
それは「思考の放棄」ができてしまうわけで、
考え方としては、非常に楽なものです。
そして楽な論でありながら、エッジが効いているので、
人間、その甘い考えに偏ってしまいがちになるのですが、
世の中、そんなに簡単なものではないのです。
ビジネスで例をあげると、
「もうメルマガn時代はおわった」
というような話を耳にすることはありませんか?
つまりそれは、二元論であり、
メルマガを配信する、しないで、
「ワークするか」「ワークしないか」ということです。
そして、メルマガの配信をやめた今は、
「ホワイトハットのアフィリエイトがあつい」
という論調になっています。
僕もホワイトハットのアフィリエイトをするので、
論調としては正しいのですが、「それだけでいいのか?」と考えると、
やはり稼ぐためには、エッジをきかせようとするため、
なにか面白いことを取り入れようと試みます。
はじめの話に戻りますが、
メルマガ配信で稼ぐことが冷めつつありますが、
メルマガ配信は終わってなんかいません。
そもそも「稼ぎ方」が変わっています。
メルマガ配信の立ち位置・立場が、
インターネットビジネスやマーケティングの中で
変わってきていますが、それでもメルマガ配信は、
今でも残っています。
僕がやっているビジネスの中で、
メルマガ配信の代行がありますが、
それだけでも月に200万~300万ほどの
確定アフィリエイト報酬があります。
もう少し大きな媒体でいうと、
先月1100万円ほどの、確定アフィリエイト報酬がありました。
つまりメルマガ配信の事業は、こうやって生きているわけです。
ですが立ち位置が変わってきているため、
メールが届きにくくなっていることや、読んでもらうためには、
もっと内容を濃いものしていかないといけません。
そうこうしているうちに「LINE@」が出てきたので、
次はそちらにも対応できるように、策を練らなければいけません。
ですがLINE@になったからといって、
今までメルマガの配信をやっていたことから、
「読者がどのような気持ちで読んでいるのか」
ということについての感性は、
メルマガ配信で培ってきたものがあります。
そのノウハウをLINE@の配信でも活かせることができますし、
今では15000人~20000人の方の読者がいらっしゃいます。
たまに3つほどメッセージを出して、
その中に広告を掲載しているのですが、
今ではすごい収益源になっています。
メルマガが廃れたからといって、
メルマガ配信を止めてしまうと、
メルマガの収益がなくなるのはもちろんですが、
LINE@についても、メルマガ配信を続けてきたからこそ、
得ることができた感性があり、
今のようにうまく運営することができたのです。
つまり、なんでも二元論がいいというわけではないのです。
特に「ビジネス二元論」というのは危険で、
「~はおわった」「~があつい!」など、
ポジショントークをするこがあると思います。
それは正しくもありますが、「おわった」と言われているものも、
立ち位置が変わっただけで、残り続けるものなのです。
他で例をあげるとすれば、
昔、映画がなかったころは、全て舞台で表現されていました。
そして映画ができた時に、
多くの人は「演劇や舞台は、もうなくなってしまう」
ミュージカルも死滅すると言われていたのです。
ですが、演劇や舞台の公演数は、
昔に比べると減ったかもしれませんが、
それでも現在まで残り続けています。
つまり、あの形でなければ表現できないもの
というのがあるのです。
もちろん映画ができたことにより、
たくさんの収益が流れていったのですが、
実際に映画の中でも、舞台と同じように
「ミュージカル」というジャンルが存在しています。
このように、形を変えても残っていくものなので、
僕たちが考えていくべき点は、
このような流れがある中で、どのように生き残っていくか
ということなのです。
あるいは二元論に偏らず、バランスのとれた思考を持ち、
世の中の物事を広い目で見ることを心がけることです。
その中から、使えるものがあるかないかを見いだし、
自分だったら、それをどうやって使っていくかどうか
という判断が重要なのです。
二元論になった瞬間、このようなことを考えなくなります。
それは「メルマガの時代はおわった」となった時に、
メルマガのことを全く考えなくなるのと同じなのです。
その時に、たしかにメルマガの配信は、
メールが届けること自体が簡単なことではなくなり、
開封率が下がっているが、
「それでも何かできることはないか?」
と、今に自分のビジネスに結びつけるようとする、
柔軟な思考を持たなければ、
ビジネスの先を見ることはできません。
物事の善し悪しを判断する前に、
ますはその「善し」とする、良い部分を使って、
自分には何ができるのかという考え方を持つことが大切です。
ネット上の炎上を見ていてもそうですが、
話題になっているニュースというものは、
二元論になっているものが多く、
偏っているため、イマイチな論調になっているのです。
うまくまとめることが出来ませんでしたが、
今後、二元論について、
定期的にお話することになると思います。
頭のいい人、思考が深い人というのは、
「良い・悪い」という二元論の判断だけで、
簡単に切り捨てることはありません。
悪いところも知ったうえで、良いところを活かすような
思考を持っており、二元論に偏らず、
「自分には何ができるのか」という、
発展させる理論を考えることができるのです。
これができることで、
知的レベルがすごく上がるのではないかと、
僕自身は考えています。
そのため、僕も極論にはしることはなく、
「メルマガの時代はおわった」と言っていることは、
みなさん聞いたことがないはずです。
もちろん、「アフィリエイトやせどりはおわった」など、
そのような言い方をしたことがありません。
多くの人たちが「おわった」と言っていることでも、
そこには必ず、何か使えるものがあるのです。
大事なことだったのですが、
うまくまとめることが出来なかったので、
また改めて、大事な部分を埋めることができればいいなと思います。
「良い・悪い」「あり・なし」「流行っている・廃れている」
など、世の中は二元論があふれており、
このような極端な論調ばかりなのですが、
それに惑わされないようにしてください。
二元論になった時には、
その中で何を活かすことができるのか、何ができるのかという、
バランスのとれた多様な考え方を持てるようになることが、
大切なことだと思います。
【文字起こしここまで】
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